■趣旨 2008年2月27日
佐渡航路を利用者の手に取り戻すべく、ガメチンは佐渡汽船車両航送料の見直しと、
佐渡航路経営体制転換を新潟県知事に強く求めると共に、
佐渡汽船に対し、両津航路車両航送料、5m未満往復15000円基準定額を要求しています。


佐渡汽車両船運賃問題とは何か: 2011年2月編





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■佐渡汽船株式会社へのメール その6 2011年2月19日:
日本人の日本倫理に基づく一納税者として、佐渡汽船株式会社、並びに小川 健代表に通告する。

60億円新造船費用全額公費負担は、正道正義に反し、容認できず、即刻、資産上から一般株主救済
措置を施した後、倒産を申告されたし。
佐渡汽船株式会社は、もはや資本金倒れである。

それによって、県政庇護の元、美しき越佐海峡を我が物とし、汚し、永きに渡り君臨してきた貴社
の放蕩による歴史的大罪は、水に流す。


ガメチン 拝。



■新潟県知事へのメール その5(県HPより) 2011年2月18日:
卑小な虚栄心と無恥が作り上げた史上最悪の放蕩肥大汽船にただ、延々、血税を投入し続け、現状維持を謀りながら、本来、最も利益が与えられるべき、離島として最大市場をもつ佐渡航路の利用者が蔑ろにされるどころか、そこに一方的負担を押し付ける今回の佐渡汽船新造船費用全額公費負担決定は、単に、その恩恵を、筆頭に居座る新潟県を始めとした株主のみが享受できるという観るに堪えない茶番。

知事、

あんたを見損なったよ。


ガメチン



■佐渡汽船株式会社へのメール その5 2010年8月7日:
佐渡汽船株式会社代表取締役社長様

貴社の平成22年、第2四半期決算を受けての3(5:(>_<))度目の私信になりました。

今期売上高、前年比の2.4%減は、平常時の20年連結第2四半期の売上高、前年比6%減の半分以下に抑
えられています。
21年初夏に行われた空前絶後のデタラメ、フェリー往復2000円キャンペーンで、世界的大恥を晒した
佐渡航路が、一時的で極端な手法後に起こりがちな反発作用を免れた上に、平常時の売り上げ減を大
幅に縮小させたのは、同年秋と、今年初夏に新潟県主導で行われた「適正価格」による季節割引の効
果である事は明らかです。
しかも、貴方は、「平成22年12月期第2四半期累計期間(連結・個別)の業績予想の修正並びに特別損
益の発生に関するお知らせ」で、その全てを認めていらっしゃる。

佐渡航路は離島生活路であっても、佐渡汽船株式会社は、そこを支配する収益組織です。
収益組織の役割は、常に収益確保の改善が行われなければならない事にあり、株式会社は、それを
投資家に約束する組織です。

従って、正当価格による季節割引効果が実証された今、佐渡汽船は、即刻、恒常的車両運賃の引き下げ
にかかるべきで、それが行われないとすれば、それは単に、貴方の怠慢であると言わざるおえません。

納税者は佐渡汽船の株主ではない。
いつまで、納税者を投資家代わりに扱い、血税補填を繰り返させますか?


ガメチン拝



■新潟県交通政策局からの返信 2009年8月27日:
新潟県交通政策局交通政策課長
 
おたよりをお寄せいただき、ありがとうございます。
この件につきまして、担当課長である私からお答えします。

県では、高速道路料金の大幅引下げによる他の観光地との競争力低下の解消を目的として、本年10〜12月に佐渡汽船の乗用車航送運賃とジェットフォイル運賃の割引支援を計画しています。
現在、平成17年に行った運賃割引の社会実験や、先行する佐渡市の運賃割引支援の結果などを踏まえ、詳細について検討しているところでありますが、10月から実施されるJRの新潟デスティネーションキャンペーンとの相乗効果により、
多くの方から佐渡の魅力を実感していただき、繰り返し佐渡を訪れていただけるようになることを期待しております。

県といたしましては、今回お寄せいただいたご意見を佐渡汽船にも伝え、より一層、皆様からご利用いただき易い航路
としていくよう、引き続き佐渡汽船に要請してまいりたいと考えております。
 今後とも県政に対するご意見、ご提言をお聞かせください
ますようお願いいたします。               




■新潟県知事へのメール その4(メールアドレス宛て) 2009年7月31日:
前略 新潟県知事様

5度目の私信になります。

佐渡汽船株式会社への血税補填を担っているのは、貴方でなく、国家国民です。
しかしながら、貴方が任命した我が私信への対応者様は、「繰り返しになりますが、佐渡汽船は、昭和
43年9月に社団法人日本証券業協会東京地区協会(現ジャスダック証券取引所)に株式を公開し、多く
の株主がいます。
県は、その多くの株主の中の一株主であり、一般的に言われている「半官半民」の第三セクターとは異
なり経営には関与しておりません。」(2008年5月 30日)と書き記しました。

これを理解しようとする時、当人様が、納税者である私に向かって、「天下の上場企業の運営に関して
一般人如きが口を挟むな」と仰られている以外の内容を得られません。
上場企業を謳いながら公然と血税補填を受ける恥さらし企業への我が要求に対し、むしろ、それは、
愚弄したに等しい回答です。

佐渡汽船株式会社の根本問題をお考えになりまますか?
それは、最初にお伝えしたように、明らかに新潟県の関与方法です。

私は血税補填に反対しません。
しかし、それには厳正なる「資格」が必要と考えます。

1つ、一般国民の要求に対して上場を楯にせぬこと。

これは、真摯の問題です。

嘗て、銀行不良債権解消に税金が投入された時の騒動を覚えていますか?
それと比較すれば、佐渡汽船は、もっと叩かれるべきです。

もし、新潟県が、それを庇護するなら、佐渡汽船が担う離島生活航路上に則り、その運営にリーダー
シップをもたらさなければなりません。
そして、それをしないなら、同社株を持ち続ける事は悪徳です。
これが自治と存じます。


さて、
mainichi.jpにおいて、「佐渡島、粟島と本土を結ぶ両航路で、県が10〜12
月の土日祝日に実施する運賃などの割引内容が明らかになった。」と報じられました。

私は、この報道内容を支持します。
それは、貴方がもたらすリーダーシップだからです。

私は、これが、むしろ、7月に実施された車両抗送運賃2000円キャンペーンに在ったデタラメさの修正
と考えます。
如何ですか?
そして、それが事実であるなら、私は、貴方を見直したと言わせて頂きます。

しかも、その内容から推察されるトータル運賃は、私が佐渡航路を民宿1泊分に例え、佐渡汽船に求めた
15000円と同額になります。
http://www.d3.dion.ne.jp/~tukatuka/sadokourominaosi.html


本来、季節割引の意図は、利用を必要としない人達への誘い込みで、それが平時の利用に繋げられる予
測の上に、その期間の赤字が許容されます。
つまり、この許容には、利用者側が平時利用へ気安く転換できる要素を含む事が重要な条件として加え
られている訳です。

しかし、2000円の運賃に対する平時のほぼ26000円(ドライバー2等運賃を除く)、13倍相当が、利用者
側の「気安さ」の範囲に収まりますか?
この疑問は、私に言わせれば常識で、一時的で極端な割引は、平時から、むしろ利用者を遠ざける結果
に至ったとしても、何の不思議もないと言う答えを導きます。

馬鹿げた2000円キャンペーンを除けば、佐渡汽船の季節割の問題は、不確定な時期と割引率です。
私が求めているのは、車両抗送運賃における平時定額15000円です。
しかし、この10〜12月に予定されていると言う割引額に定期性が与えられれば、それは、全く大きな
前進です。

従って、私は知事様に、今冬に予定される割引額を来年以降、何としても定期維持して頂きたく、
お願い申し上げます。


ガメチン拝




■佐渡汽船株式会社へのメール その4 2009年7月21日:
佐渡汽船株式会社社長様

島内発運賃公開要求に対する佐渡汽船の返信を以下のように頂きました。

「ご要望をいただきました島発割引きっぷのホームページへの掲載につきましては、本土発のお客様が
ご利用できないことから、誤解等を招く恐れがあり、従来より掲載しておりません。
なお、現在実施しております島発割引きっぷの佐渡市民の皆さまへの広報手段としましては、新聞折り
込みチラシ、待合室でのポスター掲出、きっぷ売場窓口での割引一覧表の掲示を行っておりますので、
何卒ご理解を賜りたいと存じます。」


しかしながら、私の佐渡汽船への姿勢は1点のみ。
「説得」です。

こちらが理解するのではなく、佐渡汽船が理解するしかない、この道程です。

なぜなら、佐渡汽船の誤りは、観光航路においての2000円キャンペーンによる潜在的観光人気の露呈、
生活航路においての非日常的な運賃設定、そして、国家国民の血税補填による貴社の運営状況によって
明白だからです。

その上で、一体、利用者たる国民が、生活航路に君臨する一私企業の何を理解しますか?

しかも、上記返信には2点もの深刻な問題が内在します。

1点、
貴社のこちらへの返答に基づく限り、「誤解等を招く恐れがあ」る運賃設定は、それ以前に、島民に
役立てられていません。
自家用車による1週間以上の島外滞在を月に2度繰り返せば、それで6万円です。
この状況は、病院等、全く珍しい事でありません。
これを安く上げるために、渡航者は1週間に滞在を限らなきゃなりません。
貴社の運賃の為に、災難に苛まれた家族は分断されます。
しかも、それでも4万円。

生活路の定義に備わる必須要素をご存知か?
弱者主体です。
従って、健常者は点字ブロックによる歩き難さを許容します。
佐渡汽船の点字ブロックは、十分な島民便宜による運賃設定であるべきで、それは、4万円を半分にす
べきです。

2点、
「誤解等を招く恐れがあ」るのは、島外利用客の運賃設定に無理があり、それを貴社自身が認めている
ことによります。


私の説得は続きます。
佐渡汽船渇c業部長様にはご同情申し上げるとお伝え下さい。 


ガメチン拝




■佐渡汽船株式会社からの2通目の返信 2009年7月21日:
日頃より弊社をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
ご要望をいただきました島発割引きっぷのホームページへの掲載につきましては、本土発のお客様がご利用できないことから、誤解等を招く恐れがあり、従来より掲載しておりません。
なお、現在実施しております島発割引きっぷの佐渡市民の皆さまへの広報手段としましては、新聞折り込みチラシ、待合室でのポスター掲出、きっぷ売場窓口での割引一覧表の掲示を行っておりますので、何卒ご理解を賜りたいと存じます。


佐渡汽船渇c業部長




■新潟県知事へのメール その4 2009年7月20日:
新潟県知事様に申し上げる。

保守的人間性の重要な要因の1つは、正確な自己認識です。
それは、家系、世代、血統において自分より大きな存在を認めます。
つまり、それが、保守性に権威主義を生み出す理由です。 

権威主義者は、秩序的ですが、依存的でもあります。
従って、反保守勢力は、権威を失墜させる事に躍起になります。

では、佐渡市民が描く権威とは何か?
市議会?
県議会?
否です。

それは、家系です。
ご両親であり、ご先祖であり、子供達です。

実在する、どんな地位や資格よりも、市民が守るべきは、その、個々の家系です。
この佐渡市民の日常に常に寄り添い、風土と習慣を作り上げて来た、類まれな、個々の歴史的、文化的
遺産の
前には、平民足る、どんな地位や資格も、意味を持ちません。

ガメチンすらを含める佐渡島民足る血統が誇る家系を誇示し、その責務を全うして下さい。
1つの提案は、新潟県の佐渡汽船株式会社全持ち株を、島民に譲渡する事を申し上げる。


ガメチン拝




■佐渡汽船株式会社へのメール その3 2009年7月11日:
「佐渡汽船は島内発運賃を明らかにすべきです。」

佐渡汽船株式会社 社長様

4度目の私信になります。
2000円キャンペーン以来、佐渡汽船運賃はネット上でも結構な話題です。
そして、そのキャンペーンが「本土発」に限られた事で、島民の反発の声が報じられた後、幾つかの島内
発フェリー運賃特例割引に関した「噂」がネットに現れました。

念のため、9日、私は佐渡汽船両津ターミナルに、素性を明かさず、「佐渡弁」で問い合わせを行いまし
た。
と言うのも、新潟県にしても佐渡汽船にしても、東京在住である一般人の私の質問に対し、「誠実な内
容」の返答に至っていない、という印象を持っているからです。
担当者氏からは、「島内発の自家用車往復割引は、これまで通り、1週間以内の適応で3割引き」という回
答を頂きました。

噂がデマであるなら、それを流した意図に興味が湧きます。
また、佐渡汽船が本当の事を答えていなかったとしたら、それは、直接、事情を聞くに相応しい価値を生
み出します。

一方、佐渡汽船の島内発運賃に関する公式内容は、そのホームページを含め、公開されていないのか、見
つける事が出来ませんでした。
しかし、これは、極めて不自然な事です。
仮に、島外の何処かで確認する方法が設けられていたとしても、公式ホームページ上で、誰にとっても分
りやすい状態で表記されているべきもので、それは、上場会社のIR情報と共に、企業による情報公開の責
任分野です。

しかし、佐渡汽船は、まるで隠しているように見えます。
それでは、丸っきり島民に無用の負い目を感じさせる事になりませんか?
しかも、島民が自らの生活路線上にある「利用権」に関して、どうして負い目を感じさせられる必要があ
りますか?

私の本義にとって、離島生活航路は島民のものです。
これは、言わば憲章です。
従って、その運営上、島民が便宜を図られるのは当然で、それに対する批判は、決して放置してならな
い、その批判側の誤りを明らかにし、論破しなければならない「反乱」行為に等しいものです。

佐渡汽船は、上場企業でありながら、すでに国家国民の税金に手をつけました。
これは、「会社更生法」以下の手段です。

ならば一層、佐渡汽船は、その税金流用による更正手段によって図られた島民への優遇処置と、それが反
映された島外利用者への還元処置を何より先に明らかにし、感謝の意を表す事を責務とすべきではありま
せんか?
そうあってこそ、逃げも隠れもせず、島民便宜を批判する反乱分子に正義の鉄槌を下せられます。


懲りない私は、3度目の提案を佐渡汽船に行います。

直ちに、ホームページ上で島内発運賃を明らかにして下さい。

今、私が求めるフェリー往復運賃は、9月1日以降、島外利用客が15000円、島民が10000円です。


ガメチン拝




■佐渡汽船株式会社からの返信 2009年6月22日:
平素は佐渡汽船をご利用いただきまして誠にありがとうございます。ご返事が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

さて、お寄せくださいました、自動車航送運賃に関するご指摘は貴重なご意見としてお承りさせていただきます。

また、現在実施中の乗用車航送運賃往復割引2,000円につきましては、佐渡市様から申し入れがあり、補助を受けることで実現したものであります。
なお、適用条件につきましては、佐渡市様の緊急経済対策に基づき、両者間で協議のうえ実施しておりますので、何卒ご理解賜りたいと存じます。

今後とも当社航路をご利用される皆さまに、安全で快適な航海を提供できますよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。


佐渡汽船渇c業部長




■佐渡汽船株式会社へのメール その2/その2の2(太字部分追加) 2009年6月16日/17日:
佐渡汽船株式会社社長様

貴方の反応は得られなかったし、貴方が目を通してさえもいないかも知れない我が私信であるけれども、
実は、それは重要でない。
何故なら、不特定多数の一般の人々に、ここにある意図が理解される事が何より重要であるからです。
従って、再び、不毛の私信を送ります。

前回、私は、一家4人の民宿一泊料金を、佐渡汽船車両航送料に見立てるべきである事を概説しました。
しかし、この単純な理屈すら、貴方には難解であったかも知れません。

6月15日、各地方紙は、佐渡汽船往復2000円キャンペーンに関して、島内から不満の声が上がっており、
佐渡汽船は、島民利用について検討中だと伝えられました。
もし、これが真実だとすれば、貴方方経営陣は、即刻、身を引かれるのが宜しい。

貴方がご存知かどうかは知らないが、佐渡には、古くからの風土、習慣が、日常の至るところで活きて
います。
もちろん、それは聞こえの良いものだけでありません。
例えば、地域差別。
しかし、これは、一般観念から観た、グロテスクな深刻さを、必ずしも持ちません。
大体は不快な社会習慣と言った類のものです。
何故なら、それによって、殆どの人が追い詰められる事がないからです。

私は、それを、一つの日本文化と感じます。
日本の絶対的固有性の一つは、高度な社会の秩序性にあります。
これは、西洋でも及びません。

この秩序の母は、年功序列であり、世襲にあります。
つまり、佐渡、相川にある、「上(カミ)」「下(シモ)」という差別意識は、侮蔑的である以上に、
相川の風土、習慣に基づく社会秩序を形成して来たと、考えるに至ります。

さて、そこでです。
貴方が、この2000円キャンペーンで島民利用を外したのは、上記の「検討」するという言葉によっ
て、私は、明らかに、貴方の意識にある「差別」からだと確信します。
本来、その決定に必然性があれば、それを訴えれば良く、「検討」等と曖昧な表現は避けます。
そして、この差別意識には、大きな問題があります。
それは、貴方と、島民の間にある社会性から描かれる秩序が、島民が貴方の「上(ウエ)」に在るべき
ところを、貴方の意識が逆転させてしまっている事です。
従って、貴方が島民に与えた必然無き決定的格差は、島民を追い詰めました。
島民は、貴方の従業員でなく、客です。

しかも、貴方は、本来、島民に寄与されるべき国庫を、そのキャンペーンの穴埋めに、自らに割り当て
るつもりでいるとか。
それは、余りに罪です。

この数十年来に及ぶ佐渡汽船の数々の過ちや、無駄な思案で費やされた時間は、運賃改訂一つで事足り
るものでありませんが、それが第一歩です。
貴方は、2000円キャンペーンに島民を加えるよりも前に、島民が「客」であるという、初歩の初歩から
学びなおさねばなりません。
そのために、新たに、私は提案します。
離島生活航路中、最も安い運賃を目指してください。
評価に値するのは、的を得た懸命の努力だけです。
いつまでも国民の血税で尻を拭けるなんて、貴方も思わない筈ですから。


ガメチン拝




■佐渡汽船株式会社へのメール その1 2009年5月30日:
佐渡汽船株式会社社長様

2007年の佐渡汽船運賃値上げにより、両津航路、5m未満の自家用車往復は、運転手2等を含めて3万円
を超えました。
私にとっての、3万円の価値は、佐渡航路往復を満たしません。
そして、その観念は、一般的なものという確信があります。
その裏づけは、現佐渡汽船の運営状況と、その利用者数の推移で十分と思います。
しかし、それに加えて、5月30日からの往復2000円キャンペーンによる、利用者急増は、更に、佐渡航
路に潜在的需要があった事、それを貴社の運賃高額化が妨げていた事を明らかにした点で重要になり
ました。

2008年、私は、佐渡汽船運賃3万円時代突入を期に、貴社の筆頭株主である新潟県の、その代表者であ
る泉田知事に、佐渡航路の運賃見直しと、経営体制転換を要求しました。
経緯はhttp://www.d3.dion.ne.jp/~tukatuka/sadokourominaosi.htmlにあります。

県側の最終的な回答は、議会へ「請願、或いは陳情せよ」というものでした。

現在、この件については留保しています。
県議との繋がりは、これから模索して行かねばなりませんが、信条として左派系との関連を望みません。

さて、そこで、
新潟県との経緯による一環として、私は、以下を貴社に要求します。


「佐渡航路は基本生活路線であり、全島民はそれに則り、それを活用する権利を保障されると共に、
それが一介の企業姿勢と、その保護において、捻じ曲げられる事は断じて許されるべきものでありま
せん。
そして、この島民への保障は、同等に全国民によって享受されるべき事柄です。

往復3万円の現行運賃は、日本国民の社会習慣を逸脱するどころか、社会性を粉砕するもので、その証拠
は、減少を続ける利用者数によって起きている佐渡島民の困窮で明白です。
つまり、この現行体制を擁護する事は、明らかに「国賊」に等しい劣悪行為であると言えます。

新潟県と佐渡汽船は、互いの生活路線における運用方法の誤りを一刻も早く自覚し、改めねばなりませ
ん。

この誤りは、1つの大原則を裏付けます。
「島民が自由活発に利用できない生活路線は観光にも利用されない。」
その大原則は、一歩通行の往復2000円等と言う、一時凌の茶番で対処できる問題でありません。

よって、現行10日以内の両津航路、5m未満、運転手2等を含む自家用車往復運賃を、半額の15000円定額
と定め、それを恒久的基準に運賃改正を進めて頂きたい。」


この15000円は、単なる思い付きでありません。
これは、貴社と新潟県の誤りから導き出した、言わば、貴方達の裏側にある2つの正攻法を示します。

1つは、数年前の夏、太平洋側を寒波が襲ったとき、新潟県に多くの海水浴客が押し寄せ、話題になり
ました。
しかし、その1部すら、佐渡へ渡る事がありませんでした。
原因が運賃にあったのは明白です。

そこで考えたのが、一家4人の民宿代28000円です。
佐渡航路往復を、その一泊に例えました。
私は全くの素人ですが、これは道理に則したものと信じて疑いません。

そして、もう1つ、この求めの要としている島民利用の活性が、観光客側から図る運賃構造によって達成
されるのを予測できるという事です。

この活性を貴方達は軽視し続けてきた。
貴方達は、生活路線を基盤に持ちながら、そこから外れて島内経済を囲い込み、そこでの君臨を企てた。
そして、このご時勢に、島民が自家用車で生活路線を利用できないなどという、あるまじき状況を作り
上げてしまった。
従って失敗しました。

原則を軽んじないで下さい。
真理が問題にされるのは、見落とされたり、蔑ろにされる場合が少なくないからです。


ガメチン拝




■新潟県(知事指示によるとする)交通政策局からの返信 2008年5月30日:
平成20年5月30日

新潟県交通政策局交通政策課長

 ××様からいただいた御意見等について、知事からお返事するよう指示がありましたので、この件につきましては、担当課長である私からお答えいたします。

 繰り返しになりますが、佐渡汽船は、昭和43年9月に社団法人日本証券業協会東京地区協会(現ジャスダック証券取引所)に株式を公開し、多くの株主がいます。
 県は、その多くの株主の中の一株主であり、一般的に言われている「半官半民」の第三セクターとは異なり経営には関与しておりません。同社の経営は、役員が責任を持って執り行っており、仮に、特定株主のために会社に損害を与えるような経営を行うことがあれば経営者は、株主代表訴訟を受ける場合もあります。
 県としましても、佐渡航路は、利用者の7割近くを観光客が占める観光航路であることから、運賃引下げは、佐渡の観光や地域振興に寄与するものと認識しています。

運賃引下げの方法としては、例えば、県が補助金を支出して、特定運賃の割引を要請することも可能ですが、その場合には、福祉、医療など他の施策と比較して税金の支出先としての妥当性を議会に御判断いただくことになります。
 県としましては、佐渡市はじめ関係者と一緒に佐渡観光の振興、航路利用者の増加に取り組むとともに、佐渡汽船には一層の経営改善を促すことで、運賃を含めた航路サービスの一層の向上をお願いしていくことが最も重要と考えています。

 なお、佐渡汽船では、平成20年6月1日から、乗用車運賃を割り引く「週末割」を行いますので、この機会に多くの皆様から「宝の島」佐渡を訪れていただきたいと考えております。

 お返事が遅くなり大変失礼いたしました。




■新潟県知事へのメール その3(メールアドレス宛て) 2008年4月2日:
謹啓
新潟県知事様

3月3日、佐渡汽船運賃見直しに関する要求をメールにて送らせて頂いた、東京在住のガメチンと申します。
3月31日、知事様のご指示によるという返信を、県交通政策局交通政策課長様より頂きました。
そのご指示に対し、お礼申し上げます。
有難うございました。

さて、
その返信内容について、今一度お伺いしたく、改めて「質問の二」として当メールを送らせて頂きました。

返信には次のように書かれています。
「佐渡汽船は、昭和初期に航路事業者3社の競争激化により、佐渡航路の存続が危ぶまれたことから、航路の維持存続を図るため、昭和7年に3社合併の上で県が50%を出資し、現在の社名となっています。
その後、昭和43年9月に社団法人日本証券業協会東京地区協会(現ジャスダック証券取引所)に株式を公開し、佐渡汽船には、現在、多くの株主がいます。
このような経緯から、現在、本県は同社株式の39%を保有していますが、経営には関与しておらず、一般的に言われている「半官半民」の第三セクターとは性格を異にするものと考えています」
また、
「佐渡汽船の経営は、平成13年以降7期連続の経常赤字と大変厳しい状況にあります。
特に、観光客の減少が著しく、その要因は、旅行者ニーズへの対応の遅れやホスピタリティなど受入体制面での課題に加えて、海外旅行との価格面での競争力の低下など様々な要因によるものと考えています」

そこで質問致します。

一つ、
第三セクターではない、とするなら、何故、県は今尚筆頭株主で居ますか?

二つ、
株主の義務をご存知ですか?

三つ、
その義務を公然と放棄しながら、尚も株を保有し、毎年繰り返す損失赤字等への税金による補填という悪循環を断ち切らないのは何故ですか?

四つ、
それは県が株保有を名目に、佐渡汽船への公的支援をしなければ離島生活航路が頓挫してしまうからじゃありませんか?

五つ、
「(現ジャスダック証券取引所)に株式を公開」した”ご立派”な上場会社は、県民の税金流用でようやく成り立っているんじゃありませんか?

六つ、
これを”第三セクター”というんじゃありませんか?

七つ、
つまり、上の「一般的に言われている「半官半民」の第三セクターとは性格を異にするものと考えています」という見識は嘘、 明らかな間違いである、という事に気付きませんか?

八つ、
その間違いが放蕩企業を放置している根本原因であって、その間違いを正し、真に県民県政の担保を担い、佐渡交通の正常化を果たすには県が経営参加する以外に方法が無い事を、どうすれば理解しますか?

九つ、
また、それが佐渡汽船株の取得と佐渡汽船支援に流用された県民県政の担保を担う県の責任と考えませんか?

十、
県は「多くの株主」のために、佐渡島民と佐渡出身者、その親族、並びに佐渡を愛して止まない旅行者の苦渋を放置する事が許されると思いますか?

十一、
県政は、佐渡航路がとうに他企業へ支援を要請すべき時期に来ている事を、いったい何時、認識しますか?

十二、
最後に、何故、観光客減少理由に佐渡汽船運賃を書かないのですか?

以上、ご返答をお待ちしています。

尚、交通政策課長様の返信内容に、
「旅客2等運賃及び乗用車航送運賃等については、「島発割引」として復路運賃の3割引を行っています」とありますが、私は1987年より2005年秋まで毎年佐渡に長期滞在し、その間幾度と無く佐渡から本土を車両航送で短期往復していますが、3割引きを頂いた事は一度もありません。
また、こちらが知らなかったばかりに、10日以内の本土よりの往復時の1割引さえ頂けなかった事もあります。
これが交通政策課長様ご自慢の”上場会社”の1つの実態です。
また、佐渡汽船の乱行をお知りになりたければ、更にお話し致しましょう。

ガメチン拝




■新潟県(知事指示によるとする)交通政策局からの返信 2008年3月31日:
平成20年3月31日

新潟県交通政策局交通政策課長

ご意見をお寄せいただきありがとうございました。
●×様からのおたよりに対し、知事からお返事するよう指示がありました。
この件につきましては、担当課長である私からお答えします。

まず、佐渡汽船株式会社についてご説明します。
佐渡汽船は、昭和初期に航路事業者3社の競争激化により、佐渡航路の存続が危ぶまれたことから、航路の維持存続を図るため、昭和7年に3社合併の上で県が50%を出資し、現在の社名となっています。
その後、昭和43年9月に社団法人日本証券業協会東京地区協会(現ジャスダック証券取引所)に株式を公開し、佐渡汽船には、現在、多くの株主がいます。
このような経緯から、現在、本県は同社株式の39%を保有していますが、経営には関与しておらず、一般的に言われている「半官半民」の第三セクターとは性格を異にするものと考えています。

次に、ご要望をいただきました佐渡汽船の乗用車航送運賃の見直し等についてですが、佐渡汽船は株式を上場する株式会社ですので、利益を上げることがあるべき姿と考えていますが、佐渡航路の利用者は平成3年の316万人をピークに年々減少を続け、昨年は184万人と、ピーク時の約6割にまで落ち込んでおり、こうした利用者の減少により、佐渡汽船の経営は、平成13年以降7期連続の経常赤字と大変厳しい状況にあります。
特に、観光客の減少が著しく、その要因は、旅行者ニーズへの対応の遅れやホスピタリティなど受入体制面での課題に加えて、海外旅行との価格面での競争力の低下など様々な要因によるものと考えています。

こうした利用者の減少による経営状況の悪化を踏まえ、佐渡汽船では、これまで役員報酬のカットなどの経費削減に努めてきましたが、近年、燃料油価格が高騰(平成19年の船の燃料費は平成16年に比べ約6億円、70パーセント増加)しており、社内努力のみでは対応が困難なことから、その対応策として、平成18年6月から「燃料油価格変動調整金制度」を導入したところです。
この制度の導入により、例えば、本年4月からの乗用車航送運賃は、新潟両津航路往復(4m以上5m未満)で、調整金5,080円が正規運賃に加算され33,340円となっています。

この制度は、燃料油価格の変動に応じて3か月ごとに見直すもので、燃料油価格が下がれば調整金も下がることになりますが、制度導入以降も燃料油価格は上昇しており、佐渡島民の皆様を含め佐渡航路をご利用される皆様にはご負担をおかけしているものと考えています。
なお、佐渡汽船では、島民の皆様の負担軽減の観点から、旅客2等運賃及び乗用車航送運賃等については、「島発割
引」として復路運賃の3割引を行っています。 県では、佐渡航路は、利用者の7割近くを観光客が占め、運賃の変動が観光客数に影響を与える、いわゆる価格弾力性の高い観光航路であり、運賃の引下げは、佐渡観光の振興と佐渡地域の振興に寄与するもので望ましいことと認識しています。

このため、運賃をどうするかは佐渡汽船が決定することですが、県としましては、ひとりでも多くの方から「宝の島 佐渡」に来ていただけるように、佐渡市はじめ関係者と一緒に佐渡観光の振興、航路利用者の増加に取り組むとともに、佐渡汽船には一層の経営改善を促すことで、運賃を含めた航路サービスの一層の向上をお願いしていきたいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。

今後とも、県政に関するご意見・ご提言をお聞かせくださいますようお願いします。
お返事が遅くなり大変失礼いたしました。




■新潟県知事へのメール その2(メールアドレス宛て) 2008年3月3日:
謹啓
新潟県知事様

私は毎年、新潟、両津航路を車で利用して来た東京在住者です。
2月27日、新潟県HPの問い合わせメールフォームより、最下に掲載した「佐渡汽船車両航送料見直し要求」を送らせて頂きましたが、更に、この件に関する知事様の認識を伺いたく、以下を記します。

佐渡汽船株式会社筆頭株主である新潟県代表者の知事様に質問します。

一つ、
貴方は、佐渡汽船株式会社の赤字経営に満足ですか?

二つ、
貴方は、佐渡汽船株式会社の経営赤字転換を、利用者への負担増で賄う手腕に満足していますか?

三つ、
貴方は、佐渡汽船株式会社の赤字経営の原因を何処にあると考えますか?

四つ、
それは、島民利用を旅客に限定し、島外利用客から穴埋め的な高運賃による高収益を狙いながら、いずれソッポを向かれて当然の観光事業と二次事業投資を繰り返した結果と見えませんか?

五つ、
この経営失敗は、赤字経営による県民、国民の税金を食い潰すだけでなく、本来、最も恩恵を受けるべき島民の行動圏を狭め、向上権を奪っていると考えませんか?

六つ、
貴方は、赤字第三セクターにおける新潟県と、その代表である貴方の責任を、どう考えますか?

七つ、
貴方には、佐渡航路における今後のビジョンがありますか?

八つ、
最後に、貴方が考える片道新潟、両津間5m以下車両航送料の適正運賃をお教え下さい。

以上、ご返答をお持ちします。


ガメチン拝




■新潟県知事へのメール その1(新潟県HPメールフォームより) 2008年2月27日:
謹啓
新潟県知事様

私は2000年3月より佐渡の釣り場地図をインターネットで公開している東京在住者です。
佐渡は私にとって古里以上の、生活の糧、夢の糧となる存在で、毎年の佐渡行は欠かしません。
ところが、2007年に行なわれた佐渡汽船運賃値上げは、この私の糧を突き崩しました。
2006年、5m以下、2等運賃を含む車両航送料は10日以上の往復で29000円台。
現在の料金は34000円を超えます。

新潟、両津間往復5時間に取って代えられる金額は3万円でも無茶です。
大人4人で民宿1泊が28000円程という時勢に、必要がない、余裕がない人の誰が5時間に3万円以上を費やしますか?
それでも、私には佐渡での時間が必要と考えるので、余裕がなくても利用して来ましたが、3万円を超えてしまっては、たかが5000円でも、されど5000円。
今後の佐渡行を諦めなければならないと考える状況に至りました。

この考えに至った理由は2つです。

1つ目は、
新潟県政が担う佐渡汽船株式会社の放蕩経営のツケを、安易に一方的に、利用者に負わせる姿勢が許せません。
真っ先に県政も、佐渡汽船も、痛みを負うべきでありながら、何もしていない。
その証拠が、この20年、利用者増目当ての方策に現を抜かすばかりで、運賃値下げに通じる方策を何一つ取って来ていない事です。
何故、経営困窮に至るまで、佐渡汽船の二次事業を放置するのか。
何故、筆頭株主である県政は、それ以前の部分解体を行なわないのか、という事です。
この県政と佐渡汽船の馴れ合い構造は、観光客と言えども日本国の納税者である限り、全国規模で糾弾されて当然の事で、そうならないのは、国民の新潟県への無関心故であり、それは、むしろ恥じるべきと考えます。

2つ目は、
この馴れ合いが、生活路線である離島航路で、本来得られるべき島民へのサービスを著しく傷つけている事が許せません。
島民は島外へ出るために、真っ先に自家用車利用を諦めねばなりません。
この時勢にです。
これがどれほど島民感情を疎外させているか、県政は理解しなくてはなりません。
それが貴方がたの最初の役割だからで、貴方がたは、島民が自由に、気楽に自家用車を駆って佐渡、新潟間を往来するビジョンを得るべきです。
その時に、貴方がたは今尚、離島として突出した65037人の市場を持っていた事を理解する筈です。

個人としては、一刻も早い佐渡汽船車両航送料見直しを求めます。
が、現状では、いずれ、更に上げられるでしょう。
事態はそれだけ深刻だという事です。
従って、以下を強く新潟県知事様に求めます。

県政が保護すべきは佐渡汽船株式会社じゃなく、生活路線としての佐渡航路である事を再認識し、筆頭株主の責任において、早急の次期経営体制作りと現佐渡汽船株式会社の解体を行なって頂きたい。


ガメチン拝




■ガメチンブログ掲載分 2008年2月22日

運賃から見た佐渡汽船の問題

21年前から4年前の間、僕は毎年半年間の佐渡滞在を繰り返して来ました。
3年前から、その方向を海外に切り替えようと準備を始めましたが、去年の秋に急転挫折。(^_^;)
最近の佐渡行は一昨年秋の10日間だけです。

今年は秋にアオリイカ狙いの佐渡行を予定していましたが、3月目前となってソワソワ。
久しぶりにクロダイノッコミに照準を合わせて1ヶ月ほど佐渡に滞在できないか?と考え始めたんです。
そこで気になったのが佐渡汽船運賃で、すでに一昨年の段階で片道、車長5m未満が2等運賃込みで14000円台でした。

新潟と佐渡の両津間は約2時間半の距離です。
往復5時間。
しかも、佐渡での徒歩による釣りを思案中ですが、現実問題、車が必須なのは否めません。
この5時間に費やせる額は、僕の生活観からでは3万円がギリギリです。
この生活観を、各々違って当たり前とナメて貰っては困るんです。
何処かしらで大勢が出来上がるのが集団心理です。

で、佐渡汽船サイトで運賃を調べてビックリ仰天。
片道が17000円台、10日以内で利用出来る往復割引が33000円台になっていました。

正直、途方に暮れています。
ガメチンサイトでアノ手コノ手で佐渡を宣伝しながら、唯一と言って良い佐渡への交通手段が自分の生活観から飛びぬけ、渡航意欲を著しく減退させたまま、現状のガメチンサイトを維持して行くのは大嘘ですから。
と言って、自分には身に余る程の多くの訪問して頂ける方々に対するガメチンサイトの間もなく満8年になる役割を、佐渡汽船”如き”のためにフイに出来ない、という思いも強いんです。

佐渡汽船”如き”というのは、僕の粗末な感情だけのモノじゃありません。
それは、まさしく”如き”に相応しい放蕩の歴史で、政権政党大臣を出した島の最大企業と県政の関連、そこで繰広げられた醜聞と実態の数々は、今の見るも無残な落ちぶれ方を見れば、想像するのは簡単な筈です。
また、これらを裏付ける、とっても分かり易い数字もあるんです。
それが佐渡の離島としては突出した人口。
2008年1月で65,037人です。

離島航路は生活路線として大きな責任を担う訳で、人口は潜在的利用者数として、航路経営の1つの指針となると思うんです。
要は、佐渡が離島航路経営上、飛び抜けた市場を持っていると。

現佐渡汽船の経営困窮状況は株価を見れば一目瞭然。
実際の市場から判断すれば、あってはならない状況で、それをしてしまった最大の原因が佐渡汽船自体にあるのは間違いありません。


一昨年以前の段階で、佐渡汽船はいずれ解体され、次の経営体制が出来上がるまで運賃についての改正は無理だろうと、見守るしかないと思っていました。
でも、それ以前に、この窮状で更に改悪されるとは…。
いずれガメチンサイトでも、この件に対する姿勢をハッキリさせなきゃならないと思っています。
それまでは現状維持という事ですが、さて、どうするか?(^_^;)

気持ちとしては一刻も早い解体を望んでいますし、この改悪の”暴挙”がそれに拍車をかけてくれれば幸い。
県政がどこまで関わって来るのか分かりませんが、出来れば1度試みられ、政治的に潰された私企業による参入に期待したいです。
勝手な試算ですが、新潟、両津間5m未満の車両航送料は片道1万円以下が”適正”です。




■ガメチンBBS掲載分 2008年2月20日
離島定期航路の潜在的利用客数と現状運賃から見た利益比率
(前部略)佐渡汽船運賃から受ける強い負担感には、ソレ以外に明らかな理由がもう1つあります。
それは、今尚離島の中で突出している佐渡の人口です。
島にいると離島感はありません。
それを実感させられるのが汽船運賃。
この人口は、潜在的利用客数として生活路線である離島定期航路の重要なファクトに成り得る筈で、にも拘らず、その恩恵を一切与えられず、佐渡汽船の放漫と無策の尻拭いのために、一方的に延々利用者が無理を強いられている状況は負担以外の何物でもなく、放置出来ません。

で、上のグラフがその証拠のつもり。(^_^;)
自分の立場をMSに変えてみたり?して、佐渡汽船買収リサーチのためのグラフにしてみました。
題して「潜在的利用客数と現状運賃から見た利益比率」
中身は単純で、1隻の4m車長運賃に人口を掛け、最小になった平郡島を1とした場合の比率を並べました。
ま、僕自身、素人の中でもかなりデキが悪い方なので、計算方法の善し悪しの程度は分かりませんが、データにウソはなく、利用者側から見れば、1つの利益比率中にある佐渡の突出した人口と、高額ランクに入る運賃によって、新潟、両津航路が並のボッタクリ状態どころじゃないのが分かると思いますし、経営側から見れば、極めて恵まれた市場を持ちながら、深刻な赤字体質にのめり込んだ佐渡汽船の問題点を浮き彫りにしてくれるようにも思うんです。

このグラフを見れば、ゲイツ君も1つ返事でOKをくれそうです。




■佐渡汽船データ 2008年2月20日
沿革 株式とグループ
1913年2月3日佐渡商船創立。

1932年4月越佐汽船、新潟商船が合併し、新潟県の資本参加も加え日本最初の第三セクターとして佐渡汽船を創立。

1967年3月佐渡航路初のカーフェリー「さど丸」が新潟〜両津間で運航開始。

1968年9月株式を店頭登録。

1972年カーフェリー「こがね丸」新潟、両津間に就航。

1993年4月国内の離島航路最大となる12,000t級のカーフェリー「おけさ丸」新潟、両津間に就航。
カーフェリー「こがね丸」フィリピンへ売却。

2007年2月「カサ増し」されたカーフェリーのトン数を経営不振のため減トン。
おけさ丸は12,419tから「5,862t」へ。
「カサ増し」の理由は見栄。
佐渡汽船(株) JASDAQ:9176
従業員374名 (海上船員 187名、陸上社員 187名)
株主数1,393名
大株主(1)新潟県 5,454,500株 持株比率 39.2%
(2)(株)神田造船所
(3)(株)第四銀行 他

19日終値230円

発行済株式数13,930,902株

時価総額3,204百万円

株価収益率(連) -1.38倍

1株利益(連) -166.76円

純資産倍率(連) -3.74倍

1株純資産(連) -61.45円

総資産利益率(連) -10.78%


佐渡汽船運輸
佐渡汽船通運
佐渡汽船商事
佐渡汽船観光
佐渡汽船コンピュータサービス
佐渡汽船ビルサービス
佐渡汽船モータース

佐渡フィッシャーズホテル
はじき野フィールドパーク
佐渡能楽の里(閉鎖決定)
佐渡歴史伝説館
佐渡西三川ゴールドパーク
おけさ観光食堂
割烹夕鶴


全国主要フェリー5m未満車両抗送料比較
佐渡汽船梶@新潟→両津 67.2q/2時間20・30分 17,410円 人口:65,037人

★離島 ハートランドフェリー梶@江差→奥尻 61q/2時間10分 19,650円 人口:3,700人

東日本フェリー梶@青森→函館(高速フェリー6m未満) 2時間15分 20,000円(通常3時間50分18,820円)

網地島ライン梶@石巻→鮎川(経由便) 1時間32分〜2時間21分 15,900円

★離島 隠岐汽船梶@七類→西郷 2時間25分 21,830円 人口:16,574人(隠岐の島町調べ)

南海フェリー梶@和歌山→徳島 61q/2時間 9,300円

★離島 小豆島急行フェリー梶@姫路→小豆島(福田) 41q/1時間40分 8,150円 人口:33,000人

瀬戸内海汽船梶@広島→松山(観光港・経由便) 66.2q/2時間40分 10,600円

★離島平郡航路求@平郡島→柳井 35.46q/1時間40分 6,000円 人口:591人

宇和島運輸梶@八幡浜・三崎→別府 60〜89q/2時間10分〜2時間40分 7,980/11,190円

★離島 九州郵船梶@壱岐(印通寺)→唐津 41.9q/1時間40分 11,700円 人口:30,352人

★離島 九州郵船梶@博多→対馬(比田勝) 147.6q/5時間20分 29,440円 人口:36,347人

★離島 美咲海送求@佐世保→有川 2時間40分 18,000円 人口:24,992人(2000年調べ)

★離島 いわさきグループ鹿商 鹿児島→種子島 3時間40分 15,000円 人口:約36,000人


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